低気圧でブルーにならない!食事療法で自律神経を味方にしよう

目次

低気圧の影響と自律神経の関係

低気圧が訪れると、特に自律神経系に不調をきたすことが多く、これによって頭痛、めまい、体のだるさといった症状が出ることがあります。

日頃から自律神経を整えることが大切なのですが、そのためには毎日の食事が重要なカギを握っています。

何気なくとる食事が自律神経を乱してしまうと、低気圧時の不調も悪化してしまうためです。

今回は、低気圧時も元気で過ごすための食事法について、ご紹介します。

どれも簡単なので、是非取り入れてみてくださいね。

低気圧と血糖値の驚きの関係

特に注目すべきは血糖値のコントロールです。

なぜなら血糖値の急変は、自律神経のバランスを直接的に大きく乱すためです。

つまり、適切な血糖値を保つことができれば、自律神経の安定につながり、低気圧に伴う不調を軽減することが期待できます。
実際に、血糖値が急上昇すると交感神経が過剰に働き、これによって頭痛や肩こりに繋がります。

これに対して、血糖を下げるホルモンが大量に分泌され血糖値が急降下すると、副交感神経が過剰に優位になるためだるさや眠気を感じます。

更に血糖値が急降下すると、体が危機感を感じて血糖上昇ホルモンが大量に出すことで、再度頭痛や肩こりにを引き起こします。

これが、低気圧時に不調を感じるメカニズムの一つなのです。

血糖値を安定させる食事法

血糖値を安定させるためには、まず一日の食事リズムを整えることが大切です。

ご自分の体調のペースに合わせて、2食~3食をしっかり摂ることによって、体内の代謝リズムが整い、血糖値の急な変動を防ぐことができます。

特に朝食をきちんと摂ることで、1日のスタートをスムーズに切れるため、血糖値も安定します。

また食べる内容もとても重要です。

食物繊維が豊富な食品は血糖の急上昇を予防してくれます。

まずは主食を白米、パン、麺など血糖値が上がりやすい食品から雑穀米、オートミールなどに変えることがおすすめです。

野菜やきのこをたっぷり食べることも意識しましょう。

他にも血糖値を安定させる上で、タンパク質も大切です。

手のひら1枚にたっぷり乗るくらい、肉、魚、卵、豆類を食べましょう。

食べる順番の工夫

食事をする際には「食べる順番」にも気を配ることで、血糖値は安定しやすくなります。

具体的には、食事の最初に食物繊維を多く含むサラダや温野菜を摂ることや、たんぱく質を豊富に含む主菜を食べることが大切です。

そして、最後に炭水化物を摂るようにすることで、血糖値の急上昇をさらに抑え、自律神経への負担を軽減することができます。

この食べる順番を守ることによって、自律神経が乱れることを防ぐことができるのです。

避けたい食品

低気圧不調を予防するために避けたい食品もあります。

特に砂糖や精製された糖質(白米、パン、麺など)の過剰摂取は避けましょう。

これらは血糖値を急上昇させるため、自律神経を乱す要因となります。

甘い飲み物や砂糖を多く含むお菓子はできるだけ控えるようにしましょう。

その代わり、間食にはナッツ類や甘栗、干し芋などの栄養豊富な軽食を選ぶことをお勧めします。

ナッツ類には食物繊維が多く含まれているため、血糖値を安定させる助けになります。

干し芋や甘栗は「でんぷん」という、砂糖に比べて血糖を上げにくい糖質を含みます

まとめ

低気圧時の不調は、仕事やプライベートに支障が出てしまう事もあり、本当にお辛いですよね。

食習慣の見直しと工夫をすることで、低気圧による辛い不調を和らげることは十分に可能です。

自分の体調に合った食事法を見つけ、できるところから、取り入れてみてくださいね。自助努力だけではなかなか成果が出にくい場合は、迷わず永寿屋にご相談下さい。(気象病に効果がある漢方処方があります。)

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