腸を綺麗にするメリット

腸は、免疫細胞の約７割が集まる場所です。

腸内環境を整える事は、免疫力の向上に繋がります。

腸内環境が乱れると、肌荒れ、ニキビ、くすみ等の原因になります。

腸内環境を整える事で、美肌効果が期待できます。

便秘を解消し、老廃物や毒素が排出されやすくなると身体の内側から綺麗になります。

腸は、「第二の脳」とも呼ばれ、腸内環境は精神状態にも影響を与えます。

セロトニンなどの神経伝達物質が腸内で生成され、精神安定やリラックス効果が期待できます。

腸内環境の悪化は、肥満、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めます。

しかし、出せばよいと効き目の強い便秘薬を使うのはおすすめしません。

東洋医学では

脾：飲食物から気血(きけつ)を生成し、全身に運ぶ役割

胃：飲食物を受け入れ、消化する役割

小腸：栄養や水分を吸収する役割。

大腸：老廃物を排出する役割

これらの臓腑のバランスが崩れて、便秘や便の状態が悪い場合は、やみくもに便秘薬で出すのは、一時しのぎです。

弱った臓器を立て直し、それぞれの臓器が元気に役割をはたせるように立て直し、お通じが付く様にするのが理想的です。

例えば、体力虚弱で、腹が冷えて痛むものの、下部不快感や腹部膨満感、腸閉塞における腹痛、便秘に「大建中湯」という漢方を使います。

身体を温め、消化機能を高める効果があります。

時にお腹の冷えによる痛みを和らげるのに適しています。

手術後の腸閉塞予防や、術後の腸の動きを助ける目的で使用される事もあります。

比較的体力のある人で、便秘がちで、上腹部が張って苦しく、耳鳴り肩こりなどを伴うものの胆石症、胆嚢炎、黄疸、肝機能障害、高血圧症、脳溢血、じんましん、胃酸過多症、急性胃腸カタル、悪心、嘔吐、食欲不振、痔疾、糖尿病、ノイローゼ、不眠症における便秘には「大柴胡湯」という漢方を使います。

柴胡・黄連・大黄という、炎症などの熱を冷ます清熱薬が、身体の中の炎症やイライラや怒りっぽいという症状の改善にも期待できます。

半夏・生姜・大棗は胃腸機能を整え、半夏・生姜は嘔気を止める働きがあり、枳実・生姜は蠕動運動を亢進するので、悪心、嘔吐、食欲不振にも適応があり、

大黄は、冷やす瀉下薬で便秘に用いられ、芍薬は、補血とともに、筋緊張を緩和します。

他にも、便秘に使う漢方が色々ありますのでご相談下さい