『慢性炎症』は漢方でいう『未病』のようなもの

未病とは、はっきりと病名がつくような症状は出ていないものの「なんとなくおかしい」「疲れが抜けない」「精神的に不安定」「肩がこる」「朝起きるのがつらい」「頭痛がする」「ストレスが心や体に影響を与えている」などの時価気宇症状があったり、健康診断などで正常範囲と病的範囲の境界線にいるような状態を指しているとお考え下さい。

脳が慢性炎症を起こせば、その影響は炎症伝達物質によって身体にも伝わり、身体で慢性炎症が起これば、同様に脳にも伝わるのです。

心と身体を切り離して考えることはできません。

慢性炎症は、身体のあらゆる場所で起こります。

ガン、動脈硬化、心臓病、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病や、うつ、アルツハイマー、統合失調症などの精神科領域の病気などやく9割の病気の背景に慢性炎症は絡んでいるといわれています。

慢性炎症がジリジリダラダラと続くとき、身体を守る働きをする免疫細胞は、活性酸素を出し続け、その強い酸性でウィルスや細菌だけでなく、健康な組織や遺伝子まで錆びさせてしまうのです。

慢性炎症は、長期間にわたるストレス・ウィルスや細菌の侵入・食事の内容・内臓脂肪型肥満などが原因で、発生・継続していきます。

 

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