肥満解消すると、慢性炎症も改善する

食生活と並び、慢性炎症の改善に大きな役割を果たすのが運動です。

肥満とは体の中の脂肪細胞が肥大化することを指します。

肥大化した脂肪細胞は、慢性炎症の温床となります。

もちろん痩せている人も、ストレスをためすぎたり運動不足になると、慢性炎症が起きやすい体内環境が徐々に出来上がっていきます。

慢性炎症状態を改善するには、ストレス・マネージメント(起きてくることに自分勝手な意味づけをしないことで、感情の渦の外側から自分の心の中を観察することで、ストレスに飲み込まれないようにする。病気であれば全身で60兆の細胞のうち、ほんのわずかな細胞の異常に気持ちを奪われ、それを治そうと執着するのではなく、異常ではない圧倒的多数の正常細胞をより生かすことに集中した生き方をする)と脈拍数が1分間に120回以下(110回前後)になるような適度な有酸素運動が大きな役割を果たします。

あまり、ハードな運動(脈拍数が1分間に120回を超えるような運動=無酸素運動は、体内に活性酸素を生み出すため、かえって慢性炎症を起こす引き金になるので気を付けましょう。

運動もただすればいいというものではなく、スポーツインストラクターの指導のもと、自分に合った運動を少しずつでいいので、継続していくことが大切です。

1週間に2回くらい約1時間を運動に振り向ける生活リズムを作ってみましょう。

適度な運動がもたらすメリットは以下の通りです。

①筋肉が動くことで脳が活性化し血流も良くなる。

②神経細胞が新しく生まれ変わるのに必要なたんぱく質の合成を促進する。

③心理ストレスは炎症伝令物質とストレスホルモンを増加させるが、適度な運動はそれを抑えるkとでリラックス効果が得られる。

④肥大化した脂肪細胞(=肥満)は炎症伝令物質を生産する。

運動によって脂肪細胞が減ると炎症伝令物質も減って、慢性炎症にブレーキをかけることができる。

 

つづく

 

 

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