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水虫は、白癬菌というカビの一種が、皮膚に寄生することで起きる皮膚病です。
白癬菌は湿度が高い環境を好むため、湿気が多くなる6月から9月ごろにかけて、発症や悪化をしやすくなります。
水虫というと足のイメージがありますが、白癬菌は足だけでなく、体のどこにでも寄生する可能性があり、それぞれに呼び方が違います。
足にできる水虫の症状は、指の間の皮膚が柔らかくなり、ジュクジュクとして痒みをきたし、皮膚が剥がれたりむけたりしてきます。(趾間型)
また、かゆみを伴う小水疱が密集してできたり、環状にできたりすることもあります。(小水疱型)
痒みがすくなく、足底全体が乾燥してカサカサし、角質が増殖することもあります。(角化型)
また、爪に白癬菌が寄生し、変色したり爪がボロボロになる爪白癬があります。
水虫は誰でもなりうるものですが、なりにくくすることはできます。
水虫の予防
毎日、足を洗い清潔にしましょう。(白癬菌が皮膚に漂着してから、皮膚内に侵入し感染するまでに24時間かかると言われています。傷などがある場合は12時間。)
特に、水虫になりやすい足の間も丁寧に洗います。
洗うときは石鹸を泡立てて優しく洗いましょう
ごしごしとこすってしまうと皮膚が傷つき、感染しやすくなってしまいます。
水虫に罹ってしまっているときは、殺菌成分のはいった石鹸も売っていますので、殺菌成分のはいったものを使うことをお勧めします。
また、白癬菌は高温多湿を好むので、通気性の良い靴を選んだり、通気性の良い5本指のソックスを利用するなども効果的です。
不規則な生活をしたり、食生活が乱れていたり、糖尿病などで血糖コントロールがうまくいっていない場合も体の抵抗力が弱り、感染しやすくなりますので気を付けましょう
もし、水虫になってしまった場合は、薬局で売っている抗真菌薬という水虫の薬を使用します。
症状の状態によって、クリーム剤、液剤、スプレー剤、エアゾール剤など種類があるので、詳しくは登録販売者や薬剤師にご相談ください。
漢方では、水虫に罹りやすい体質として、体内に余分な水をため込みやすい人「水湿」や、血流が悪くなる「瘀血」の人がなりやすいと言われています。
舌がギザギザと歯形がついていて、水分代謝が悪く、むくみやすく、甘い物やアルコールをよく飲む人、
血液循環が悪く皮膚が乾燥しやすく、顔にくすみやシミが多い、クマができやすい、下の裏側の血管が怒張している人です。
原因となっている生活習慣を改め、体質改善に漢方などの力を借りるのもおすすめです。
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