#32 「ある膵臓がん患者さんのお話」
2024年08月02日金曜日 放送
FMぜんこうじ
武田徹のラジオ熟年倶楽部
永寿屋 お達者アラカルト
出演
- 武田徹さん(メインパーソナリティ)
- 北澤尚雄(永寿屋本店薬局代表)
主な内容
私が担当している「がん患者」さんのお話。
50代後半の男性で、膵臓がん。肝臓と肺への転移がある。
膵臓の切除手術と3回の抗がん剤治療をしたが、3回目の抗がん剤の副作用で、全身にひどい蕁麻疹が出てしまい、抗がん剤による治療をやめて、他の方法を探すべく、私のところに来てくださった方です。
先日、夜中に大腹痛を発し、緊急入院をしたところ、転移がんのせいで、胃と膵臓を手術でつなげてあったところに穴が開いてしまっているとのこと。
主治医は「生きて退院することはないと思うので、覚悟を」と家族に伝え、親類が集まったりしたのですが、その後痛みも消え、食欲も出て来て、退院になりました。
絶食の指示が解けた段階から、漢方やいちぜんだしを使っていただき、退院後8日目の血液検査で、血液の状態がガン末期の数字から、基準値近くまで回復して、主治医からは「何の奇跡が起きているのか、私にはわからない。
今までの膵臓がんの患者さんで、こういう経過を辿る人は一人もいなかった」と言葉をいただきました。
人間の持っている「自己治癒力」は、素晴らしい働きをしてくれる力を内包しています。