皮膚を健康に保つための栄養素

今回は、皮膚や粘膜を丈夫にする食事について書きたいと思います。

健康な体を構成するためには五大栄養素が不可欠です。

しかし、現代の食事では、糖質、脂質、タンパク質が多くなりがちでビタミンやミネラルが不足傾向にあります。

ビタミンA、B、C、Eなどは、皮膚や粘膜の健康維持に欠かせません。 これらのビタミンが豊富な食品を食事の中に取り入れましょう。

ビタミンAを多く含む食品

・レバーや卵黄、うなぎなど(食べすぎ注意)

・緑黄食野菜に含まれるβ―カロチンは体内でビタミンAに変換されるためおすすめします。

β―カロチンを多く含む緑黄色野菜(カボチャ、ニンジン、ホウレン草、パプリカなど)

ビタミンB2・B6

ビタミンB2は、皮膚の健康に欠かせない栄養です。

皮膚の新陳代謝に関わり、健やかな肌を保ちます

ビタミンB6はビタミンタンパク質の合成に深く関わり、皮膚や粘膜、髪、歯、爪などを健康に保つうえで重要な栄養です。

ビタミンB2.B6を多く含む食品

・ビタミンB2 (青魚、レバー、納豆、卵、うなぎ)など

・ビタミンB6(マグロ、カツオ、サンマ、海苔、豆、にんにく、バナナ)など

ビタミンC

ビタミンCは、肌の色素成分であるメラニン生成を抑制する働きがあり、紫外線などによる色素沈着を緩和したり、コラーゲンの合成を助け肌のハリや弾力を保つために重要な成分です。

・ビタミンCが多く含まれる食品

(柑橘類・キウイ・イチゴ・ピーマン・ブロッコリー・パセリ・芽キャベツ・ケール・番茶)など

■ビタミンE

・ビタミンEは、血行を促進する働きがあり、肌の新陳代謝を助けます。また、抗酸化作用や抗炎症作用もあり、肌の老化を防ぎ、若く保つために重要な栄養素です。

ビタミンEを多く含む食品 (アーモンド、くるみなどのナッツ類・ひまわりの種、カボチャの種、オリーブオイル、ホウレン草、ブロッコリーなど)

■ミネラル類

人間が健康を維持するうえで摂取しなくてはならない必須ミネラルは主要ミネラル7種:カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウムと微量ミネラル9種:鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルト、クロムです。

これらの栄養素が不足すると、皮膚や免疫機能に影響を及ぼすことが知られています。

また、免疫や神経障害で不可欠なカルシウムは、現代の加工食品などのとりすぎで尿中へ排泄が多くなってしまいます。

また加工食品に含まれる、リン酸塩はカルシウムの吸収を阻害してしまいます。

加工肉や加工食品の摂取を控え、ひじき、しらす干し、こんぶ、いわし丸干し、切り干し大根、しじみ、小松菜、木綿豆腐、大根葉などのカルシウムを多く含む食品を取り入れましょう。

加工食品が少なかった、昭和前半の時代、朝食もパン食は少なく、ごはんが当たり前の時代でした。

近年日本では、食の欧米化により、ガン、心臓病、脳卒中、アレルギー疾患が増加しています。

地産地消、旬の食材を食べるなど、もう一度昔の食事を見直してみましょう。

お肌や、アレルギーに関してお気軽に相談ください。

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