関節の痛みについて　年のせいと諦めていませんか？　

関節の痛みは、多くの人が経験する一般的な悩みです。

年齢を重ねるにつれて関節の痛みを感じやすくなるのは事実ですが、その原因は加齢だけではありません。

また、年だからしょうがないとあきらめるのではなく早めの対応で改善するものです。

関節の痛みの原因

関節の痛みは、様々な原因によって起こります。

加齢による変化

• 関節軟骨の摩耗
• 関節液の減少
• 関節周囲の筋肉や靭帯の衰え
• 女性ホルモンの減少

病気

• 変形性関節症
• 関節リウマチ
• 痛風
• 関節炎（細菌性、ウイルス性など）

その他

• 怪我
• 肥満
• 運動不足
• 生活習慣の乱れ

一般的に多くみられる女性ホルモンの減少によっておこる関節痛について

あなたが悩んでいる指の関節の痛みは、下にあるような痛みではないでしょうか。

ばね指・・・・・・・・・指を曲げて伸ばそうとすると、弾くようなバネに似た動きをする状態。

手根管症候群・・・手のひら、親指から薬指にかけてしびれや痛みがあらわれる。

ヘバーデン結節・・指の第1関節が変形し曲がってしまう​​病気。腫れや痛みを伴う。

ブシャール結節・・指の第2関節に痛み、腫れ、屈曲、水ぶくれなどの症状があらわれる病気。

こうした症状は、更年期を迎える時期に女性ホルモン（エストロゲン）が急激に減少し、関節をスムーズに動かす役割のコラーゲンが作られにくくなることが影響して発症すると考えられます。

エストロゲンは、関節の健康維持に重要な役割を果たしています。

エストロゲンには、関節の軟骨を保護したり、炎症を抑えたりする働きがあるため、エストロゲンが減少すると、関節痛が起こりやすくなることがあります。

特に、閉経後の女性はエストロゲンの分泌量が急激に減少するため、関節痛に悩まされる方が多くいます。

【エストロゲンの減少の原因】

• 加齢：エストロゲンの分泌量は20～30歳代をピークに減少し、40歳ごろから本格的に減少します。
• ストレス：精神的なストレスだけでなく、ダイエットや過食による急激な体重の増減、喫煙、過度な運動なども含まれます。
• 不規則な生活：ダイエットや過食による急激な体重の増減、喫煙、過度な運動などが含まれます。

エストロゲンが減少した場合は、食事やサプリメント、適度な運動、などが対策として考えられます。

【食事】

• 豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品を日常的に摂取する
• ブルーベリーやラズベリーなどのベリー類を摂取する

フィトエストロゲン」と呼ばれる植物性エストロゲンが含まれています。

• 赤身肉、小魚、かつお節、ごまなどを摂取する
• 煎茶、ルイボスティー、ハーブティーなどを摂取する

【サプリメント】

• 大豆イソフラボンアグリコン（エクオール）のサプリメントを摂取する

【適度な運動】

• 血行がよくなることで、卵巣や視床下部への酸素や栄養の供給が改善される
• ホルモンを分泌する器官を健康に保つことで、女性ホルモンの分泌を促す効果が期待できる

サプリメントでは最近「エクオール」が話題になっています。

エクオールとは、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが腸内細菌によって代謝されて生成される成分です。

女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持ち、女性の健康と美容をサポートする効果が期待されています。

エクオールを作れるかどうかは見た目では判断できません。

エクオールは腸内細菌によって生成されるため、腸内細菌の働きがどうかがポイントとなります。

【エクオールが作れる人の特徴】

• 健康的な食生活を送っている人（野菜や果物、発酵食品を多く摂取している人）
• 大豆製品をよく摂取している人

永寿屋本店薬局では吸収のよいアグリコン型のイソフラボンをおすすめしています。

ご相談ください。

予防のために

• バランスの取れた食事を心がける
• 適度な運動を続ける
• 肥満を解消する
• 姿勢を正す
• 関節に負担のかかる動作を避ける

これらのことに注意することで、関節の痛みを予防することができます。

関節の痛みは、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。しかし、適切な対処法や予防法を知っていれば、痛みをコントロールし、快適な生活を送ることができます。諦めずに、早めのケアを心がけましょう。