子宮筋腫ってどんな病気? 冷えとストレスとの関係は?

子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍(こぶ)で、大人の女性によく見られる病気です。

特に30代後半から40代の女性に多いと言われています。

閉経すると小さくなることから、女性ホルモンが関係していると考えられています。

目次

筋腫の種類と症状

筋腫ができる場所によって、いくつかの種類があります。

  • 筋層内筋腫: 子宮の筋肉の中にできる
    • 子宮内膜が薄くなり、出血量が増えることがあります。
  • 粘膜下筋腫: 子宮の内側にできる
    • 出血量が増えたり、潰瘍や壊死を起こすことがあります。
  • 漿膜下筋腫: 子宮の外側にできる
    • お腹がぽっこりしたり、硬いこぶのようなものが触れることがあります。
  • 筋腫分娩: 筋腫が子宮口から膣に出てくる
    • 不正出血が起こることがあります。

主な症状

  • 生理の量が多くなる
  • 生理の時にレバー状の血の塊が出る
  • 生理痛がひどくなる
  • 貧血(疲れやすい、顔色が悪い、動悸、息切れ)
  • 頻尿
  • 腰痛

漢方の考え方

漢方では、子宮筋腫は「瘀血(おけつ)」という、血の巡りが悪くなった状態が原因と考えます。

  • 血の原因:冷えやストレスが関係しています。
    • 冷え:下腹部を冷やすと、血の巡りが悪くなります。私たちの身体は冷えると縮む性質を持っています。
    • ストレス:ストレスを感じると、血管が収縮して血流が悪くなります。子宮は血流が悪くなると、硬く小さくなってしまいます。子宮筋腫の大きさが変わらなくても、子宮そのものが硬くなったり、縮んだりすれば、子宮への影響は大きくなります。
    • 冷えもストレスも、子宮に炎症を引き起こす4大原因の中の代表的なものです。
    • 「ストレス」・「過労、不規則な生活・睡眠不足」・「痛み止め(消炎鎮痛剤)の使いすぎ」・「冷え」が、子宮の細胞を壊し炎症を起こす4大原因です。
    • これら4大原因は、すべて自律神経の「交感神経」を優位にします。
    • その結果、血液の中に顆粒球(好中球)という白血球を増やします。
    • この顆粒球が必要以上に増えると、顆粒球が子宮への攻撃をするようになるのです。顆粒球は活性酸素を吐き出して、ウイルスや病原菌をやっつける働きを持っていますが、増えすぎると自分の身体を攻撃するようになってしまいます。
    • 子宮の痛み(生理痛など)や子宮筋腫、子宮体部がん、子宮頚部がんなどの基礎的な原因です。

漢方医学的な養生・治療

  • 体を温める:温かい服装(特に下半身)や食べ物を心がけ、お風呂にゆっくり浸かりましょう。
  • ストレスを溜めない:深呼吸や軽い運動でリラックスしましょう。
  • ストレスをストレスとしないようにする方法(漢方ファミリー心理学)を学び(永寿屋で学べます)実践しましょう。病気の原因の7割は心にためてしまうネガティブな感情です。
  • 「氣」の漢方、「血」の漢方、「水」の漢方の中で、あなたの原因に合ったものを選択して服用してみましょう。 まずは、生理の3周期、続けてみて下さい。

詳しくは、こちらをご覧ください。

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