ストレスがお肌に与える影響

家事や育児でストレスを感じているとき、

職場で強いストレスを感じたとき、学生の人だと試験期間中など、

このようなとき、お肌の調子が急に悪くなったりしないでしょうか。

このようにストレスを感じると肌が荒れたり、

アトピーの症状が悪くなったりというのは皆さんも経験があるのではと思います。

実はストレスと肌の状態には、科学的な因果関係があるということが近年分かってきました。

それは、ストレスを受けると皮膚のバリア機能が低下するということです。

まず、ストレスを感じたとき脳の下垂体前葉という場所から

「副腎皮質刺激ホルモン」が分泌されます。

この副腎皮質刺激ホルモンによって副腎皮質が刺激され、

「グルココルチコイド」というホルモンがつくられます。

このグルココルチコイドが表皮の受容体にくっつくと、表皮細胞の電気的状態に変化が起こり、

表皮のバリア機能を形成するセラミドなどの細胞間質の放出量が減ってしまうそうです。

バリア機能が低下すると、乾燥が強くなったり、アレルゲンの侵入によってアトピーの

痒みや炎症が強くなったりする。これが、ストレスによってお肌の状態が悪化する、一つの原因です。

そう考えるとゆっくり入浴したり、アロマセラピーや好きな音楽でリラックスしたり、

休みの日に出かけたりして、リフレッシュすることも、ストレス解消によってバリア機能を高める、

立派なスキンケアといえるのではないでしょうか

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