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アレルギー・アトピーについて
何故、日本人にアレルギー・アトピーが増えたのか?
現在、国民の3人に一人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。
何故、これほどまでに増えてしまったのでしょうか?
戦前の日本で多かった病気は、肺炎や胃腸炎、結核などの感染症でした。
その頃はアレルギーという言葉すらありませんでした。
1964年に東京オリンピックが開催。
高度経済成長、インフラが整備され、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などが急速に家庭に普及していきました。
また衛生状態も改善され、肺炎、胃腸炎、結核などの感染症で命を落とす人が減っていきました。
それと入れ替わるように、増えてきたのが、現代病と言われる、生活習慣病を始め、アレルギーやアトピーです。
アレルギーという病気が日本に初めて登場したのは1970年前後だと言われています。
アレルギーは、欧米や日本などの先進国に特に増加傾向がみられています。
こうしたころから、アレルギー増加の原因が環境の変化に関係していることが伺い知れます。
また、環境の変化と共に、大きな原因の一つになっているのが食の変化です。
日本人はもともと地元で採れた、季節の食材をたべて身体を育んできました。
しかし、飽食の時代と言われる現代では、世界中のあらゆる食べ物がいつでもどこでも手軽に食べることができます。
今では当たり前に食べていますがもともと、日本人があまり食べていなかった、乳製品、小麦製品、肉をメインにした欧米の食事は、日本人の身体にはあいません。
また、食の利便性の発展により、インスタントやコンビニ食など手軽でスピーディーに食べれるようになりました。
昔は食べることがままならない時代でしたが、現代は食べることに関しては便利な世の中になりました。
その反面、身体に不必要な食品添加物や化学薬品など身体にとって負担になる毒物が過剰に入り込むようになります。
こうした食の変化が私たちの腸内環境を乱したり、免疫を狂わせてしまいます。
その他、ストレスや遺伝要因もアレルギーの原因になります。
このように、時代の変化や食生活の変化に伴いアレルギー・アトピー人口が急増してきました。
次回は、アレルギーは身体の中で何が起こっているのかをお伝えします。
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