セロトニン不足が、脳の過敏症を招く?

 

幸せホルモンセロトニンとは?

 

セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれている脳内伝達物質の一つで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをしています。

慢性頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、鬱病、パニック症候群などは、何らかの形でこの「脳内セロトニン」が症状発生に関わっている病気です。

慢性頭痛・めまい・耳鳴り・不眠・鬱病・パニック症候群などは、脳の興奮が慢性化して「脳が病的に(過剰に)敏感」になっていることが原因で、この過敏になっているのを静かな状態に戻してあげることが解決策です。

 

下記のいずれかに当てはまれば、あなたも「脳過敏」かもしれません。

 

・頑固な耳鳴りが続く

・ふらふらしためまい感がある

・いつも頭の中で雑音が鳴っているような感じ

・こだわりが強くなる

・イライラして攻撃的

・四六時中頭が重い感じがする

・頭がうまく働かず、仕事がはかどらない

・今はないが、若いころに片頭痛を持っていた

・2親等以内に片頭痛などの慢性頭痛の人がいる。

 

脳過敏は鎮痛薬(痛み止め)では治りません

 

鎮痛薬には痛みをごまかす対応を長い期間繰り返し、脳の興奮を放置しておくと、脳はやがて少しの刺激でも興奮しやすくなり、些細なことで痛みを感じるようになります。(大脳の後頭葉=視覚に関係する場所が興奮することで、頭痛が起こり始めます)

脳の過剰な興奮を放置し続けると、脳の広い範囲に興奮が広がっていきます。

もし聴覚と関係のある側頭葉に広がると、耳鳴り、頭痛、頭の中で雑音が鳴っているような感覚などの症状が出ます

さらに興奮の波が広がって前頭葉という記憶や人格形成などに関係する部分にまで及ぶと、ものごとを正しくとらえられないとか、正確な判断能力にかけるといった症状になって現れる可能性もあります。

性格が少し厳しくなるなど、人格的な変化ととれるような症状を招くこともあります。

そして、大脳全体に広がった興奮の波が、夜になって寝ている間もずっと続いてしまうと、寝つきが悪い、寝ている途中で目が覚める、早朝に目が覚めるなどの一連の不眠症を引き起こしやすくなるのです。

 

次回は、脳の過敏を起こしやすい体質について

 

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