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「肺」の外界との入口は鼻で、鼻の機能は「肺」と深く関係しています。
肺のリンパ管が目詰まりを起こして流れが悪くなると、鼻から水漏れが生じます。
これを漢方医学では、水毒と呼んでいます。
鼻水や咳、痰となって水漏れが起こります。
さらに悪くなると、くしゃみや喘息の発作を起こして水毒を抜こうとする反応がでてきます。
花粉症も目から涙、鼻から鼻水、くしゃみを引き起こして、強制的に肺に溜まった水毒を発散しようとする排泄の症状なのです。
肺や大腸のリンパ管に、一番目詰まりを起こしやすいものは牛乳です。
牛乳の分解しづらいたんぱく質や油分が、リンパ管に詰まってヘドロ化します。
過去に牛乳を飲み過ぎた人に多いのが、アレルギー性鼻炎です。
卵が好きな人に多いのが蓄膿症です。
卵の食べ過ぎは膿を体内に溜めやすく、中耳炎や卵巣嚢腫などの膿を伴う病気を引き起こすことが多いようです。
白砂糖を含む甘いものを食べ過ぎた場合は、鼻詰まりや嗅覚異常となります。
牛乳、卵、白砂糖をすべて含むケーキやアイスクリーム、チョコレート、菓子パンなどが好きな人に多いのが、鼻のトラブルなのです。
また、水分の摂り過ぎも水毒を溜めることになるので、「肺」の弱い人は注意が必要です。
食べ物も最終的には水分に変わるので、水毒傾向にある人は、食べ過ぎにくれぐれも気をつけましょう。
9月から11月にあたる時期が「秋」に相当します。
秋になるともの悲しくなる人は、「肺」が弱っています。
秋に相当するのは、1日の内では夕方です。
秋の夕暮れは、もの悲しい雰囲気が漂います。
夕方になると決まって咳や痰が出たり熱が出たりして調子が悪いようであれば、「肺」の手当が必要です。
夏場に水分を摂り過ぎた場合は、水を吸収する大腸の根腐れ現象として、脱毛や浮腫などが起こることがあります。
夏場に水分を摂り過ぎないことが、次に来る秋口のトラブルを起こさない秘訣です。
秋はまた食欲の秋でもあるので、食べ過ぎにはくれぐれも注意して下さい。
食べ過ぎは大腸で異常発酵(腸内腐敗)を起こしやすく、リンパ管に汚れを溜めることになります。
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