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「腎」は成長、発育、生殖に関する働きを生涯にわたって左右する、非常に重要な生命力の源です。
「腎」の勢いの衰えとともに、老年期の状態が作られます。
この「腎」の働きを支えているのがホルモンです。
「腎」は血液中の不要なものをろ過して尿を作る働きの他に、「血液」や「ホルモン」などの体液をコントロールしており、内分泌系の中心をなしています。
生命の泉であり、身体に潤いと若さを与えてくれます。
上記の影響を最も受けやすいのは「腎」です。
環境ホルモン(ダイオキシン、PCBなど)は生殖器に蓄積され、性ホルモンに異常が生じるため、オ
スのメス化現象、精子の減少、インポテンツ、性器の萎縮、セックスレス、前立腺肥大、膀胱がん。
女性は初潮の低年齢化や生理不順、更年期障害、不妊症や赤ちゃんの奇形、婦人科のがん、甲状腺のトラブルが起こりやすくなります。
放射線の影響が一番出やすいのが「腎」が支配する甲状腺で、がんとなって現れます。子ども達に
増えている甲状腺がんは、小さい頃に浴びたレントゲンの影響が大きいと考えられます。
「腎」はまた、骨髄を支配しており、白血球の製造に関わる骨髄に放射線や電磁波が作用すると白血病になります。
「腎」を弱める白砂糖を含む甘いものが好きな人は特に、放射線や電磁波による障害が出やすくなります。
放射線や電磁波を吸着する働きの強い天然の塩、それらを排泄する力の強いアミノ酸を豊富に含んだ味噌やしょう油、梅干、漬物で害を緩和し、「腎」の働きを高めることができます。
牛乳は牛のあかちゃんを大きくするためのもので、成長ホルモンを多量に含んでいます。
乳製品を摂りすぎると、ホルモンバランスの崩れから様々なトラブルが起こることがあります。
牛乳やバターはお乳のトラブルと関係し、ヨーグルトやチーズは子宮と、アイスクリームは甲状腺のトラ
ブルと関係することが多いようです。
1978年に開催された自然医学国際シンポジウムで、牛乳のたんぱく質が慢性腎臓病や老化を引き起こしたり、甲状腺のホルモン上昇となって、バセドウ病に繋がることが発表されました。
白血病や前立腺のトラブルが、牛乳の過剰摂取で引き起こされることも報告されています。
五行でいう「腎」の味は、「塩気」です。
寒い冬になると寒さに耐えるために、身体は塩気のある食べ物を欲します。
天然の塩には保温効果があるからです。
東北地方に行くと塩気の強い漬物が、昔から好まれて食べられてきましたが、冬の寒さを乗り切るための知恵なのです。
精製した塩には細胞からの水分の脱水作用が強く、このため血圧が上がることがあります。
ところが、にがりを含む自然塩にはカリウムやマグネシウムといった細胞の脱水を防ぐ成分が含まれているので、血圧を上げることはありません。
野菜には余分なナトリウムを排泄するカリウムが多いので、漬物で高血圧を招く心配もありません。
高血圧の本当の原因は高糖分、高脂肪、高たんぱくという欧米型の食生活です。
糖分や質の悪い油で血液が粘って流れが悪くなる結果、血圧が上昇するのです。
舌でおいしいと感じる塩加減が、身体が欲している塩分濃度です。減塩ではなく、良い塩で適塩にしましょう。
つらい痛みや心のもやもや・不安、抱え込まずにご相談ください。
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