5月の食養生:旬の食材と中医学の知恵で、健やかに過ごす

木漏れ日

5月5日は立夏で陽気がますます盛んになり、暑さも本格化し始める季節です。中医学では、この時期は「脾」という消化吸収機能を司る臓器が弱りやすいと

考えられています。

そこで、5月の食養生では脾の働きを助け、本格的な夏に向けて熱中症、夏バテや体調不良を予防するような食材を選ぶことが大切です。具体的には、以下の

ような点を参考にしましょう。

目次

1.旬の食材を積極的に取り入れる

5月は、タケノコ、アスパラガス、春キャベツ、新じゃがいも、そら豆、キュウリ、枝豆など夏野菜が出回ってきます。これらの食材は、水分やビタミン、ミ

ネラルが豊富で、身体に必要な栄養素を補給することができます。

 

2.苦味のある食材を取り入れる

苦味のある食材は脾の働きを助け、胃腸の調子を整える効果があります。ゴー

ヤ、レタス、セロリ、春菊、茗荷など、積極的に食事に取り入れましょう。

 

3.酸味のある食材を控える

酸味のある食材は脾を弱めることがあります。梅干し、酢漬け、柑橘類などの

過剰摂取は控えましょう。

 

4.冷たいものを控える

冷たいものは脾を弱め、胃腸の働きを鈍らせます。冷たい飲み物やアイスクリームなどは控えめにし、常温または温かいものを選ぶようにしましょう。

 

5.規則正しい食生活を心がける

朝食を抜いたり、夜遅くに食べたりするなど、不規則な食生活は脾の働きを乱

します。一日三食を規則正しく食べるように心がけましょう。

 

中医学の五臓六腑と食養生

中医学では、五臓六腑と呼ばれる身体の主要な器官と、食養生の間には密接な関係があるとされています。5月は脾が弱りやすい時期なので、脾の働きを助ける食材を選ぶことが大切です。

 

具体的な食材と効能

  • タケノコ: 利尿作用、デトックス効果
  • アスパラガス: 利尿作用、むくみ解消効果
  • トマト: 利尿作用、抗酸化作用
  • ナス: 身体を冷やす作用、夏バテ予防
  • キュウリ: 身体を冷やす作用、利尿作用
  • 枝豆: たんぱく質、ビタミンB群が豊富
  • ゴーヤ: 解毒作用、夏バテ予防
  • レタス: 身体を冷やす作用、便秘解消効果
  • セロリ: 利尿作用、むくみ解消効果

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