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5月5日は立夏で陽気がますます盛んになり、暑さも本格化し始める季節です。中医学では、この時期は「脾」という消化吸収機能を司る臓器が弱りやすいと
考えられています。
そこで、5月の食養生では脾の働きを助け、本格的な夏に向けて熱中症、夏バテや体調不良を予防するような食材を選ぶことが大切です。具体的には、以下の
ような点を参考にしましょう。
5月は、タケノコ、アスパラガス、春キャベツ、新じゃがいも、そら豆、キュウリ、枝豆など夏野菜が出回ってきます。これらの食材は、水分やビタミン、ミ
ネラルが豊富で、身体に必要な栄養素を補給することができます。
苦味のある食材は脾の働きを助け、胃腸の調子を整える効果があります。ゴー
ヤ、レタス、セロリ、春菊、茗荷など、積極的に食事に取り入れましょう。
酸味のある食材は脾を弱めることがあります。梅干し、酢漬け、柑橘類などの
過剰摂取は控えましょう。
冷たいものは脾を弱め、胃腸の働きを鈍らせます。冷たい飲み物やアイスクリームなどは控えめにし、常温または温かいものを選ぶようにしましょう。
朝食を抜いたり、夜遅くに食べたりするなど、不規則な食生活は脾の働きを乱
します。一日三食を規則正しく食べるように心がけましょう。
中医学では、五臓六腑と呼ばれる身体の主要な器官と、食養生の間には密接な関係があるとされています。5月は脾が弱りやすい時期なので、脾の働きを助ける食材を選ぶことが大切です。
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