アトピーと腸内環境と免疫　

今回はアトピーと免疫についてお話ししたいと思います。

免疫とは私達人間がウィルスや病原菌などの外敵から身を守る為のもともと持っている機能です。

ウィルスや病原菌が体に入ると、体の中の免疫細胞が「敵だ！」と判断し、戦い、病気の発症を抑えてくれる。人間には、もともと病気にかからないように防御機能が備わっているのです。これが私達が生きていく上でなくてはならない免疫機能です。

アトピーなどのアレルギー症状は、この免疫機能と大きく関わります。花粉症が、いい例です。花粉というのはもともと人間にとって無害のものです。しかし、何らかの原因によって、花粉を敵だと判断してしまい、アレルギーが始まります。花粉を早く外に出そうとし、くしゃみや目のかゆみという症状が起き、鼻水や、涙として外に排出します。

ではなぜ、免疫細胞は、花粉を敵だと判断してしまったのでしょうか?

答えは簡単です。免疫細胞がしっかり機能せずに、誤作動を起しているのです。では、どうしたら、免疫機能を正常化することが出来るのか?それが、「腸をキレイにする事」です。

なぜならば、腸は「人体最大の免疫臓器」と言われるほど人体の中で最も多くの免疫細胞が集まっている臓器なのです。特に小腸が重要です。

また腸かと思われるかも知れません。でもアトピーを改善するうえで腸をきれいにする事は一番大事なことなのです。

腸は消化や吸収をしてくれるだけの臓器ではなく、免疫の働きを左右しています。ですのでアトピーを治すには腸をキレイにする事＝免疫の正常化が必要です。