8月の食養生:暑さ・乾燥・体調を整えるポイント

8月は1年で一番暑い時期で、暑さによる熱中症や冷房による冷え、夏の疲れによる食欲不振など、体調を崩しやすい季節です。

そこで、8月の食養生ではこれらのトラブルを防ぎ、快適に過ごせるように、以下のポイントを意識することが大切です。

目次

1. 暑邪(しょじゃ)を払う食材を食べる

暑邪とは、夏の暑さによって体内に溜まる熱のことです。

暑邪を払うためには、以下のような涼性や寒性の食材を取り入れるのがおすすめです。

  • ゴーヤ:苦味成分が胃腸の働きを整え、体を冷やす効果があります。
  • トマト:リコピンが豊富で、抗酸化作用や美肌効果があります。
  • きゅうり:水分が多く、利尿作用があるので、むくみや体内の熱を排出する効果があります。
  • スイカ:水分とカリウムが豊富で、夏バテ予防や利尿作用があります。
  • モロヘイヤ:ネバネバ成分が胃腸を保護し、豊富なビタミンやミネラルが夏バテ予防に効果があります。
  • 豆腐:良質なタンパク質と大豆イソフラボンが豊富で、夏バテ予防や美肌効果があります。
  • 豚肉:体を冷やす効果があり、ビタミンB1が豊富で疲労回復に効果があります。

2. 胃腸をいたわる

夏の暑さと冷たい飲食で胃腸が弱り、食欲不振や消化不良を起こしやすくなります。

そのため、冷たい飲食を控え、胃腸をいたわる食材を取り入れることが大切です。

  • 梅干し:クエン酸が豊富で、疲労回復や食欲増進効果があります。
  • ショウガ:体を温め、血行を促進する効果があります。
  • ミョウガ:体を温め、消化を促進する効果があります。
  • 納豆:ネバネバ成分が胃腸を保護し、善玉菌を増やす効果があります。
  • うどん・そば:消化が良く、夏バテ予防に効果があります。

3. 水分をこまめに補給する

汗をかいて水分を失いやすいので、こまめに水分補給をすることが大切です。

水や麦茶など糖分のない、冷たくないものを適度に摂取しましょう。

4. 食欲がないときは無理に食べずに、胃腸を休ませる

食欲がないときは、無理に食事を取ろうとしなくて大丈夫です。

5. 睡眠をしっかりとる

睡眠不足は体調を崩しやすくなります。質の高い睡眠をしっかりとるように心がけましょう。

その他

  • 冷房の冷えすぎに注意する
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない

8月の食養生を意識して体調を整え、暑い夏を乗り切りましょう。

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