ひざ・関節の痛み

ひざ・関節の痛み

関節痛

ひざ・関節の痛みの6つの原因

ひざや関節の痛みには6つの原因があります。

  1. 筋力バランスの乱れ
  2. 炎症や腫れ
  3. 骨の強度の低下
  4. 体重の増加
  5. 痛み処理システムの誤作動
  6. 栄養不足

これら6つの原因にそれぞれに適した解消法実施すると、ひざや関節の痛みが解消します。

ひざ、関節の痛みを解消する「6つ」のポイント

1.筋力調整による膝や関節の痛みの解消

筋力トレーニングとマッサージで筋肉のバランスを整える

筋トレ

筋肉のバランスが崩れると、筋肉が過緊張状態になり、膝や関節の痛みを引き起こすことがあります。

例えば、大腿四頭筋が弱いと、ハムストリングスが過緊張状態になり、膝の痛みや炎症を引き起こすことがあります。

筋力調整を行うことで筋肉のバランスを整え、痛みを解消することができます。

筋力調整の方法としては、以下のようなものがあります。

  • 筋力トレーニング
    筋肉を鍛える最も効果的な方法です。大腿四頭筋やハムストリングスなどの筋肉をバランスよく鍛えることで、筋力バランスを整えることができます。
  • ストレッチ
    ストレッチによって筋肉を柔らかくすることで、筋肉のバランスを整えることができます。また、筋肉の疲労を回復させる効果もあります。
  • マッサージ
    マッサージで筋肉の緊張をほぐすと、筋肉のバランスを整えることができます。また、血行を促進する効果もあります。

漢方薬やサプリメントで内臓の弱りを改善して筋力バランスを整える

漢方薬

筋力バランスの乱れは、内臓の弱りが原因で起こることもあります。例えば、小腸が弱っていると、大腿四頭筋が過緊張状態になり、膝の痛みを引き起こすことがあります。

内臓の弱りをサポートすることで、筋力バランスの乱れを改善し、痛みの解消につながる可能性があります。

臓器と関連する筋肉の一例

  • ・・・三角筋、前鋸筋
  • 肝臓・・・菱形筋
  • ・・・肩甲挙筋
  • 脾臓・・・広背筋
  • 腎臓・・・大腰筋、腸骨筋
  • 小腸・・・大腿四頭筋、腹直筋
  • 大腸・・・大腿筋膜張筋
  • 膀胱・・・脊柱起立筋

内臓の弱りをサポートする方法としては、以下のようなものがあります。

  • 漢方薬
    漢方薬には、自律神経やホルモンのバランスを整えたり、冷えをとることで内臓の機能を高める効果があります。
  • サプリメント
    サプリメントには、不足しがちな栄養を補うことで内臓の働きをサポートしたり、機能を高める成分が含まれているものがあります。

2.痛みの現場で炎症が治っていない、治癒サイクルを高める

膝や関節の痛みは、炎症や腫れ、傷などによって引き起こされることがあります。これらの原因を取り除かないと、痛みが治まらず、悪化することもあります。

炎症や腫れは、免疫細胞が傷ついた細胞を修復するために働くときに起こります。しかし、炎症が長引くと、痛みや機能障害を引き起こすことがあります。

サプリメント

傷は、骨、軟骨、筋肉などの組織が損傷した状態です。傷が治癒するには、十分な栄養と休息が必要です。

筋力調整だけでは、炎症や腫れ、傷を完全に取り除くことは難しい場合があります。そのため、患部の治癒を促すためのサプリメントを併用することが効果的です。

患部の治癒を促すサプリメントには、以下のようなものがあります。

  • グルコサミン:軟骨の修復を促す
  • コンドロイチン:軟骨の潤滑を助ける
  • 非変性Ⅱ型コラーゲン:軟骨や腱、靭帯の構成成分、免疫システムに関与し、関節軟骨の破壊を抑制する
  • ビタミンC:コラーゲンの合成を促す
  • ビタミンD:骨の形成を促す

これらのサプリメントは、医療機関で処方された薬とは異なり、副作用の心配が少ないため、安心して使用できます。

3.骨の糖化による強度不足、関節や筋肉の痛みを解消する

小魚

膝や関節の痛みには、骨の強度不足が原因の一つです。骨は、コラーゲンと呼ばれるタンパク質繊維を主成分として構成されています。コラーゲンは、骨に柔軟性と強度を与え、カルシウムなどのミネラルを結合する役割を担っています。

糖化とは、体内の糖質とタンパク質が結びついてできるAGEsと呼ばれる老化物質の生成過程を指します。AGEsは、体内の様々な組織に蓄積し、様々な機能障害を引き起こすことが知られています。

骨における糖化は、コラーゲンの構造と機能を損傷し、骨粗鬆症などの骨疾患の発症リスクを高めることが分かっています。具体的には、以下のメカニズムが考えられます。

  1. コラーゲン架橋の異常
    糖化によってコラーゲン分子同士が不規則に架橋し、骨の柔軟性が失われ、脆くなります。(コラーゲン架橋=コラーゲン分子同士をつなぐ梁)
  2. カルシウム結合能力の低下
    糖化によってコラーゲンのカルシウム結合能力が低下し、骨密度が低下します。
  3. 破骨細胞の活性化と骨形成細胞の機能低下
    AGEsは破骨細胞を活性化し、骨形成細胞の機能を低下させることで、骨代謝機能のバランスを崩します。

骨の糖化を防ぐためには、以下の対策が有効です。

  • 糖質の摂取量を控える
    糖質の過剰摂取は、体内の糖化反応を促進します。
  • 野菜から先に食べる
    野菜や海藻類、キノコ類などを食事の最初に食べ、炭水化物は一番最後に食べるなど食べ方を工夫することで糖の吸収を緩やかにできます。
  • 適度な運動をする
    運動は、骨密度を高め、骨粗鬆症の予防に効果的です。
  • 禁煙する
    喫煙は骨粗鬆症の発症リスクを高めます。
  • 十分な睡眠をとる
    睡眠不足は、骨密度を低下させる可能性があります。

おすすめの食品

  • 野菜
    ブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、トマト、玉ねぎ、ほうれん草など
  • キノコ類
    えのき、しめじ、まいたけ、ぶなしめじなど
  • 海藻類
    わかめ、ひじき、昆布、海苔など

サプリメント

  • 非変性Ⅱ型コラーゲン
    軟骨や関節の構造を維持し、弾力性を与えることで、関節の痛みや炎症を抑制する効果があります。
  • イミダゾールペプチド
    脊椎動物の骨格筋や脳中に多く含まれています。抗酸化作用や緩衝能を持つことから、筋肉疲労の緩和や学習機能の改善に働くと考えられています。
    特にイミダゾールペプチドであるカルノシンには体内の老化物質であるAGEsの生成を抑制する抗糖化作用を持っています。

4.体重増加に伴う、ひざ関節への負担増を軽減する

膝や関節の痛みには、肥満が大きな原因の一つです。体重が増えると、膝関節にかかる負担も大きくなります。

体重1kg増えると、膝関節にかかる負担は2~3kg増えるとされています。つまり、体重が10kg増えると、膝関節にかかる負担は20~30kgも増えることになります。

膝関節は、骨と骨をつなぐクッションのような役割をしていますが、体重の負担が大きすぎるとクッションがすり減り、痛みや炎症を引き起こすことがあります。

また、肥満は、関節の軟骨を傷つける酵素の活性化を促進すると考えられています。そのため、肥満は、変形性膝関節症の発症リスクを高めると考えられています。

ランニング

膝や関節の痛みを予防するためには、体重を適正に保つことが大切です。体重を減らすためには、食事と運動の両方が必要です。

食事では、糖質を抑えながら、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。運動では、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を継続的に行うようにしましょう。

体重を減らすのが難しい場合は、専門家の指導を受けながら行う「個別指導型ダイエット」がおすすめです。個別指導型ダイエットでは、一人ひとりの体質や生活に合わせて、無理なく効果的に体重を減らすことができます。

5.痛みを感じる:体内システムとセロトニンの役割

痛みを感じる仕組みは、神経細胞が複雑に絡み合ったネットワークによって成り立っています。

痛みを感じる場所は、神経細胞を伝って脳へと信号が伝達され、そこで「痛み」として認識されます。

しかし、慢性的な痛みになると、このシステムが過敏になり、本来は痛みを感じないはずの刺激でも痛みを感じるようになってしまいます。

この慢性的な痛みには、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が深く関わっていることが近年注目されています。

セロトニンは、別名を「幸せホルモン」と呼ばれ、気分や睡眠、食欲、体温調節など、様々な生理機能に関与しています。近年、セロトニンは痛みを抑制する作用も持つことが分かってきました。

セロトニンとトリプトファン:痛みの緩和に役立つ栄養素

セロトニンは、体内で生成される神経伝達物質ですが、その材料となるのが「トリプトファン」という必須アミノ酸です。

トリプトファンは、肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品などに多く含まれています。

セロトニンレベルが低いと、痛みに対する感受性が高くなり、慢性的な痛みになりやすくなります。一方、セロトニンレベルを上げると、痛みの抑制効果が期待できます。

セロトニンレベルを上げるための方法

セロトニンレベルを上げるには、以下の方法が有効です。

  • セロトニンの材料になるトリプトファンを摂取する
    トリプトファンは肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品に多く含まれます。
  • 日光を浴びる
    日光を浴びることで、セロトニンの生成が促進されます。
  • 適度な運動をする
    運動は、セロトニンの生成を促進する効果があります。
  • 十分な睡眠をとる
    睡眠不足は、セロトニンレベルを低下させます。バランスの良い食事をとる
  • ストレスを溜めない
    過度なストレスは、セロトニンレベルを低下させます。

必要に応じ、サプリメントを摂取することもおすすめです。

6.ひざの痛みを出さないための「栄養」「食品」の摂取を充分に行う

バランスの取れた食事

軟骨は、ひざの関節を守るクッションのような役割をしています。軟骨を構成する成分には、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンなどがあります。これらの成分は、サプリメントや食品から摂取することができます。

筋肉は、ひざの関節を動かす役割をしています。筋肉を構成する成分には、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどがあります。これらの成分は、バランスの良い食事から摂取することができます。

また、摂取した栄養を体内で活かすためには、消化吸収を促進することも大切です。消化吸収を促進する成分には、食物繊維、ビタミンB群などがあります。これらの成分は、野菜や果物、海藻類などから摂取することができます。

ひざの痛みを予防するためには、これらの栄養をバランスよく摂取することが大切です。

具体的には、以下の食品を積極的に摂取するとよいでしょう。

  • 魚介類:DHA、EPA、ビタミンD
  • 肉類:タンパク質、ビタミンB群
  • 野菜:食物繊維、ビタミン、ミネラル
  • 果物:ビタミン、ミネラル
  • 海藻類:食物繊維、ビタミン、ミネラル

また、サプリメントを利用するのも一つの方法です。ただし、サプリメントはあくまでも補助的な役割であり、食事だけで十分な栄養を摂取できるように心がけましょう。

ひざの痛み、関節の痛みを何とかしたい方に1番大切なのは・・・・

  • 「痛みが取れたら◯◯◯◯できる」
  • 「痛みが取れたら◯◯◯◯しよう」

という目標をより具体的に持つことです。

かわいいお孫さんとディズニーランドへ行ける。友達と一緒に京都を旅したい。
もう一度、あの温泉に行ってみたい。などなど・・・・


痛みをとることが、楽しみになりませんか?

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