冷え性(低体温)

冷え性・低体温症

【漢方の永寿屋】手足の冷えについて 漢方健康講座 Vol.5【長野市】
冷え性

冷え性とは

冷え性とは、体が冷えやすい状態を指す言葉です。体の表面や手足が冷たく感じられるだけでなく、体全体が冷えている感覚を伴うことがあります。冷え性は特に冬季や寒冷な気候下で顕著になることが多く、女性に多く見られる傾向があります。

冬の寒さが苦手で、冬は靴下をはかないと眠れない、電気毛布やアンカを使わずにいられない、夏の冷房にも耐えられないという寒がり屋さん。「冷え性」とひと言で片付けられがちですが、これがとってもクセもので、様々な病的トラブルを引き起こします。

冷え性の原因

冷え性の原因は様々ですが、主な要因としては次のようなものが考えられます。

  • 血液循環の低下
    体の末端部分である手足の血液循環が悪くなることで、体温の調節が困難になります。
  • 冷えやすい体質
    体質的に冷えやすい人もいます。代謝が低い体脂肪率が低いなどが要因として挙げられます。
  • 生活習慣
    運動不足過度なダイエットストレスなどが血行を悪化させ、冷え性を引き起こす原因となります。

冷え性の症状

冷え性には様々な症状が現れることがあります。代表的な症状としては次のようなものがあります。

  • 手足の冷え
    冷え性の最も一般的な症状は、手や足が冷たく感じられることです。特に寒い季節や冷房の効いた場所などで、手足の末端部が冷えてしまいます。
  • 末端のしびれや痛み
    血液循環が悪くなると、末端部に十分な血液が供給されず、しびれや痛みを感じることがあります。特に手足の指先などが影響を受けやすいです。
  • 生理不順
    女性の場合、冷え性が原因で月経不順や生理痛が起こることがあります。冷えが子宮周辺の血流を悪化させるため、生理周期が乱れやすくなります。
  • 頭痛やめまい
    冷え性によって血行不良が起こると、頭部への血流が悪くなり、頭痛やめまいが生じることがあります。特に寒い季節や冷房の影響を受けやすいです。
  • 疲労感やだるさ
    冷え性によって体の代謝が低下し、疲労感やだるさを感じることがあります。体が冷えることでエネルギー消費が増え、体力の消耗が進むためです。

冷え性が進行すると、体の血液循環が悪化し、さまざまな症状が引き起こされる可能性があります。

頭痛

頭痛

冷え性によって体の血液循環が悪化すると、頭部への血液供給が不足しやすくなります。頭部の血流が低下すると、頭痛や片頭痛の発作を引き起こす可能性があります。

生理痛生理不順

生理痛・生理不順

冷え性によって子宮周辺の血液循環が悪化すると、生理痛が悪化することがあります。血流の低下によって子宮筋が収縮しにくくなり、生理痛が引き起こされることがあります。また、ホルモンバランスが乱れて、生理周期が不規則になる場合があります。

不妊症

不妊症

冷え性が進行すると、卵巣周辺の血液循環が悪化し、質の良い健康な卵子を育てることが難しくなってしまいます。卵胞内の顆粒膜細胞への血液供給は、不妊症改善への第1歩になります。また子宮の冷えは、着床不全や養胎不全の根本原因になります。

神経痛

神経痛

冷え性によって血液循環が悪化すると、神経組織への栄養供給が不足しやすくなります。その結果、神経が過敏になり、神経痛が引き起こされることがあります。

めまい

めまい

冷え性によって血液循環が悪化すると、脳への血流が低下することがあります。脳への血流が低下すると、めまいや頭がふらつく感覚が生じる可能性があります。特に立ちくらみや立ち上がりの際にめまいを感じることがあります。

イライラ

イライラ

冷え性が進行すると、体のエネルギーの流れが滞りやすくなり、神経系にも影響を及ぼします。体が冷えていると、神経が過敏になりやすく、イライラやストレスを感じやすくなることがあります。

睡眠障害

睡眠障害

冷え性によって血液循環が悪化すると、体温調節がうまく行われず、睡眠中に体が冷えることがあります。また、冷えることで緊張が高まり、リラックスできなくなるため、睡眠の質が低下することがあります。これにより、眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりすることがあります。

冷え性を改善するためには

葉物よりも根物を摂りましょう

根菜

冷えを改善させる為に一番大切な事は、体中を冷さないこと。食物は体冷やすものと温めるものがあるので、何をどのように食べるかで冷え性の度合いは大きく変化します。

“土から遠く、空に近く” なればなるほど、そこで育つ食物は体を冷すといわれます。できるだけ土の中や土の上でずっしりと育つ食物を摂るように心がけ、その中でも“葉物”よりも”根物”を意識して摂りましょう。

体を冷やす食べ物は控えましょう

普段摂取している水分(お茶・コーヒーなど)は温かいものを摂取していますか?

果物や生野菜が多くなっていませんか?

温かい飲み物

冷たいものを食べると、体はまず40℃以上の温かい状態に胃を暖めてから消化を始めます。そのため、体を温めるべきエネルギー(熱)が、冷たいものを消化するために胃に奪われてしまいます

冷え性だとお悩みの方は、体を冷す食物(冷たい物はもちろん、砂糖やコーヒー・ヨーグルトなど)を控えるよう心がけましょう。

首・手首・足首・足裏を温めましょう

レッグウォーマー

「冷え性」については、足裏や首の温め方が大切だと言われています。足裏を温めるとよく眠れたり、体調が良くなることもあります。

また、首や手首、足首を温めると寒さ対策に効果的です。冬だけでなく、夏の冷房対策にもレッグウォーマーなどをうまく活用しましょう。また、冬だけ湯船に入る人が増えていますが、夏の間も湯船に入る習慣が大切です。半身浴をうまく取り入れて、体を温めましょう。

ご相談ください

冷え性・低体温症につきましては、下記スタッフが丁寧にご相談に乗らせていただきます。

他のお客様への対応等でお待たせしてしまったり不在のこともございますので、あらかじめご予約いただきますと確実です。

ご予約なさらずにご来店の場合は、他のスタッフが対応させていただくこともございます。ご了承ください。